本学 障害者高等教育研究支援センターでは、筑波技術大学 情報・理数 点訳ネットワークに参加する点訳者を対象とする平成20年度研修会を、3月16日に東京都渋谷区のTKP代々木ビジネスセンターで開催しました。当該ネットワークは、文部科学省の特別教育研究経費による事業の一環で平成18年10月に発足し、これまでに45タイトルの情報・理数系図書の点訳を手がけ、完成した点字図書、延べ約240タイトルを、視覚障害者や大学関係者に学習資料として無償で提供しました。今回の研修会では、当該ネットワークに参加している6つの点訳グループから約80人が出席し、二つの講演「情報系図書の点字化の意義 ― ニーズの現状と今後の方向性」(講師:藤原晴美氏)と「点図ソフト・エーデルの今 ― これまでの歩みと現在の機能」(講師:藤野稔寛氏)を行ないました。また、エーデルについての意見と情報を交換するセッションでは、開発者の藤野氏に多くの質問や要望が寄せられ、点訳者との本格的な交流は今回が初めてだった同氏は大きな手ごたえを実感した様子で、「ユーザの希望に沿って、機能の向上に一層前向きに取り組みたい」と語られていました。なお、本学からは、
- 『鍼灸・医学用語の点訳音訳辞書システム」のリリース
- マルチモーダル図書『天文学入門』の刊行
- 『韓国語点字入門』の刊行
について紹介したほか、韓国点訳事情の視察の報告を行ないました。写真は藤野氏による講演の様子です。