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 10.ツール 目次


          『エーデルパック 1102』 のヘルプ(2010.12.2付)に 対応したものです



● ここから、本文です。


  メニューバーの[ツール]には次の5つのサブメニューがあります。


 (1) 文章点訳ソフトの起動

→ 関連ページ (エーデルの準備(5)c. 1.) へ

   このメニューには[BSEファイル用][BESファイル用]のサブメニューがあり、どちらかの
  点訳ソフトを起動できます。起動する点訳ソフトは、メニューバーの[オプション] → [ファイル]
  で指定しておく必要があります。点訳ソフトを エーデル60 と並行して起動させることによって、
  点訳本データの作成をスムーズなものにします。ただし、このコマンドでの起動では、編集中の文章
  ファイルを渡すことはしません。
現在編集中のEBKファイルに含まれる文章ファイルを点訳ソフト
  に渡して起動するには
、メニューバーの[ファイル] → [BSE/BESファイルを開く]をクリック
  してください。

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 (2) 自動点図化ソフト Tenkaの起動

→ 関連ページ (描画例(3)c. ) へ

   このコマンドを指定すると Tenkaが起動します。Tenkaは、画像(BMP、または、JPEG
  ファイル)や文字
を読み込んで、自動的に点図に変換するユーティリティソフトです。作成した点図
  は、エーデル のクリップボードに保存したり、EDLファイルとして保存したり、または点字印刷
  することができます。

   Tenkaが起動すると「Tenka」ウインドウが表示されますから、そこで画像の読み込みの
  指定
などを始めます。Tenkaを起動した後、エーデルで Tenkaと別個に作業をすることが
  できます。また、Tenkaで点図を作って、それを エーデル のクリップボードから受け取るなど
  の連携作業をすることもできます。Tenkaの使い方については、Tenkaのヘルプを参照して
  ください。

Tenkaの起動画面
Tenkaの起動画面。
 
Tenkaのメニュー の画面
Tenkaの主たる3つのメニュー。
[ファイル]から、[画像ファイルを開く] 、 [元図を描く] 、 [文字を呼び出す] を選択。


 例) Tenkaの 自動点図化機能 で、白地図を元に点図を描く

インターネットで見つけた白地図(スペイン) の画面
インターネットで見つけた白地図(スペイン)。
 元図は gif ファイル。
 あらかじめ jpg ファイルなどに変換しておく。
 
画像ファイルを開いたところ の画面
Tenkaに、画像ファイルを読み込んだところ。

a.  [ファイル]−[画像ファイルを開く]で、白地図のファイルを指定。
b.  編集画面に入るよう、倍率を調整。
c.  [実行]または[変換モード]で、「点」 「線」 「面」 のいずれに変換するか指定。
d.  「点図化ボタン」 点図化ボタン の画像 を押して実行。
自動的に点図化されたところ の画面
自動的に点図化されたところ。
[ファイル]−[エーデルのクリップボードに保存] をする。
Tenka での作業は、ここまで。
Edelに戻り、クリップボードからの貼り付けをしたところ の画面
ここで Edelに戻る。
[編集]−[クリップボードからの貼り付け]により、先にTenkaでクリップボードに保存しておいた図を、Edelに貼り付けたところ。
貼り付け時に、図がマウスについて移動するので、貼り付ける場所を決め、左クリックで確定する。
微調整後の図 の画面
自動点図化された図を、微調整する。
全体を補点に直してから、必要な線を 中点と小点で描き、補点を削除し、 異常接近点の処理を施した。
 


 例) Tenkaの 文字を呼び出す機能 で、漢字「 空 」を描く

文字を呼び出す機能で、文字「空」を入力したところ の画面
文字を呼び出す機能で、文字「 空 」を入力する。
[ファイル]−[文字を呼び出す]で開くダイアログボックスに「 空 」と入力し、[OK]ボタンを押したところ。
 
変換方法の「線と形」を選択した場合 の画面
[実行] または [変換モード] で、変換方法を選択する・・・a. 。
「線と形」を選択し、点図化ボタンを押して点図化した場合。
 
変換方法の「線・形・面」を選択した場合 の画面
[実行] または [変換モード] で、変換方法を選択する・・・b.  
「線・形・面」を選択し、点図化ボタンを押して点図化した場合。
 
点図化されたデータを、[ファイル]−[エーデルのクリップボードに保存]で、保存する。
Tenka での作業は、ここまで。
 
Edel に戻る。
[編集]−[クリップボードからの貼り付け]で、点図化したデータをEdelに貼り付けてから、
微調整して、完成する。
 
 

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 (3) 点字印刷ソフト EBPの起動

   このコマンドを指定すると、印刷ユーティリティである EBP が起動します。エーデル60 の
  点字印刷は編集中の1ファイルだけを対象としますが、EBP では、複数の印刷ジョブを登録して、
  一括して印刷
することができます。

 例) EBP で 点字印刷する

EBP を起動する の画面
[ツール]−[点字印刷ソフトEBPの起動]で、EBP を起動する。

EBPの画面と、各種設定。 の画面
EBP の起動画面。

[EDL 選択] あるいは [EBK 選択] で、ファイルを指定。
[開く]ボタンを押すと自動的にファイルが読み込まれ、既に開いているEBPの印刷設定のダイアログボックスに戻る。

● EBK の場合は、ファイルの全範囲が入っているので、
ページ範囲 を指定する場合には、ここで指定。

[図のあるページの印刷]にチェックを入れると、図のあるページのみを点字文書とともに印刷できる。
上の[点字印刷]ボタン(「EDLファイルまたはEBKファイルを印刷」)で印刷実行。

● 複数を選択する場合は、ファイルを選択し、[登録]ボタンで登録、を繰り返す。
登録するたびに、画面下部にリストアップ表示される。
下の[点字印刷]ボタン(「リストアップされたファイルをまとめて点字印刷」)で、登録順に印刷する。
EBPのフォルダ登録 の画面
多数のファイル(同一フォルダ内)を一度に印刷登録する。

[フォルダ登録]ボタンを押す。
開いたダイアログボックスで、ファイル形式(EDL あるいは EBK)を選択し、どれでもよい一つのファイル選択状態にして、[開く]ボタンを押す。
そのフォルダにあるファイル全てが、自動的に登録され、リストアップ表示される。
[点字印刷]ボタンを押せば、No.1に登録されたファイルから順に印刷が始まる。

登録を取り消す場合。
リストから取り消したいファイルをクリックして選択し、[取り消し]ボタンを押す。
 

 例) EBP で 墨字印刷する

→ 関連ページ (簡易印刷ソフト 「QEP」 ) へ

EBPで墨字印刷。印刷範囲の指定。 の画面
● 印刷範囲の指定。
[EDL選択] または [EDL選択]ボタンを押す。
開いたダイアログボックスで、ファイルを指定し、[開く]ボタンを押す。
自動的にファイルが読み込まれ、元の印刷設定画面に戻る。

EBK の場合は、ファイルの全範囲が入っているので、ページ指定をする場合にはここで。
[墨字印刷]ボタンをクリックすると、墨字印刷のダイアログボックスが開く。
 
EBP、墨字印刷のダイアログボックス の画面
● [墨字印刷]のダイアログボックスが開いたところ。
詳細を確認し、[印刷開始]ボタンをクリックして印刷実行。

印刷用として、ファイル名とは別の表題にすることも可能。
 
 

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 (4) EBKファイルを展開する

   このコマンドを指定すると、展開したい EBKファイルとその展開先フォルダの指定を求めてき
  ます。いずれも「参照」ボタンで現れるダイアログボックスで選択できます。その上で「展開実行」
  ボタン
をクリックすると、指定した EBKファイルが解凍・展開され、そこに圧縮されて含まれて
  いた文章ファイル(BSEファイル、または、BESファイル)点図データである EDLファイル
  など
別々のファイルとして得られます。
   「文章ファイルだけを取り出す」をチェックして実行すると、文章ファイルだけが解凍されて取り出されます。

[EBKファイルを展開する]のダイアログボックス中、文書ファイルだけを取り出す チェックボックス
● [文書ファイルだけを取り出す]チェックボックスに、チェックを入れたところ。
 
 

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 (5) EBKファイルを混合する

   このコマンドを指定すると「EBKファイル1」と「EBKファイル2」の指定を求めてきます。
  これらを「参照」ボタンで指定してから「混合実行」のボタンをクリックすると、EBKファイル2
  に含まれている点図データ
すべて EBKファイル1 の中へ上書きコピーします。文章データは
  コピーしません

   従って、この機能は、ひとつの点訳本のための点図データを複数の人が分担してを作成するとき
  などに、後からそれらを統合するために使えます。
   例えば、EBKファイル2 の5ページ目にある点図データは、この操作によって EBKファイル
  1 の5ページ目のデータとなります。もし、EBKファイル1 の5ページ目にもともと点図データ
  が存在していた場合、それは上書きされることによって失われますので、ご注意ください。

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