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エーデルをはじめよう!  − Web編 −

文部科学省 平成21年度 特別教育研究経費
教育改革: 「高等教育のための学内外視覚障害者アクセシビリティ向上支援事業
                   ― 視覚障害者用学習資料の製作拠点の整備 ― 」  により製作


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HOME  目次 


1. 『エーデルをはじめよう!( Web編 )』

    本 Web編について ・・・・・・・・・・ 冨澤 邦子

    (1) HOME (このページ)
    (2) エーデルの準備 の概略
    (3) エーデルの使い方 の概略
    (4) 描画例 の概略
    (5) 点図作成のコツ の概略
         ★入門者向けの説明 があります★


2. 『エーデルをはじめよう!(クイックスタート編)』

    (1) 本書(クイックスタート編)について
                    ・・・・・・ 辰巳 公子

    (2) 発刊にあたって ・・・・・・・・・ 長岡 英司

    (3) 成長するエーデル ・・・・・・・ 藤野 稔寛

    (4) おわりに ・・・・・・・・・・・・・・ 辰巳 公子・冨澤邦子


● ここから、本文です。


1. エーデルをはじめよう!  − Web編 −


 本 Web編 について

筑波技術大学
障害者高等教育研究支援センター
冨澤 邦子

    『エーデルをはじめよう! ― Web編 ― 』 は、先に発行された
            『エーデルをはじめよう! ― クイックスタート編 ― 』(辰巳 公子 著)
    をもとにしています。

    読者が “短時間必要最低限 のことを身につけられる” ことを目的とし、一人でも多くのかたに
   エーデル身近に 感じていただき、「使ってみよう!」 と思っていただけたら、との思いから
   製作したものです。

    Web版では、冊子版である 『クイックスタート編』 で、紙面の制限により 説明が思うようにできなかった
   部分を補い、かつ 文章で説明しづらかった部分に 動画 による説明を加えるなどして、ブラウザ上
   みてわかりやすく、また 調べやすく を念頭に置きながら、 独学 でも 気軽に 点図作成を始められる
   よう再構成しました。

Web編は、下記のように 大きく 5つ の部分に 分かれます。

         【1】 HOME (ご覧になっているこのページです)
         【2】 エーデルの準備
         【3】 エーデルの使い方
         【4】 描画例
         【5】 点図作成のコツ

各ページ上方においた 5つボタン から、各ページへ行くことができます。
また、各ページの関連事項にはリンクを張っていますので、直接参照することが出来ます。。
サイト全体の目次は、各ページ冒頭の画面上方にある ◆ サイトマップ ◆ ボタン からご覧下さい。

 


   以下、【1】〜【5】のボタンからリンクしているページについて、概略を示します。

 

(1) 【HOME】ボタン (ご覧になっているこのページにリンクします)

 

(2) 【 エーデルの準備】ボタン からリンクしているページ

    エーデルの 二大機能 について説明した後、エーデルのインストール方法 や画面構成、実際の 
   点図、および 図入り点訳本を作成する手順 などについて説明しました。
    また、入門者が 最初に戸惑ってしまう部分 を、良くある質問 としてまとめ、【5】の点図作成のコツ へ
   リンクさせています。

    a. エーデルでできること
    b. エーデルのインストール
    c. エーデルの画面構成
    d. 「点図データ」作成手順
            ★動画による総合的な説明は → 描画例 1 へ★
    e. 図入り点訳本(EdelBook)作成手順
            ★動画による総合的な説明は → 描画例 4 へ★
    f. 良くある質問


(3) 【 エーデルの使い方】ボタン からリンクしているページ

    エーデルのメニュー(ヘルプ)から見ることのできる 取扱説明書 そのものです。

    Web編では、章ごと にページを分けており、語句を色分け表示(キーワードはオレンジ色、
   メニューやボタンなどはグリーン)にしています。
    さらに、適宜 パソコン画面 を挿入して、説明 も加えています。

    また、機能の説明や 関連事項について、ページ内部ではもちろんのこと【エーデルの準備】や【描画例】
   【点図作成のコツ】とも相互にリンクを張って、調べやすさに配慮しました。

以下は、【エーデルの使い方】の各章のページです。
       1. エーデル の概要
       2. 動作環境
       3. オプションの設定
       4. ファイルの操作
       5. 作図
       6. 作図の補助
       7. 編集と変形
       8. 点字
       9. 印刷
      10. ツール
      11. ヘルプ
      12. 終了
      13. 著作権


(4) 【描画例】ボタン からリンクしているページ

    エーデルの 実際の操作の例 を 動画 にしました。
    4種類の 具体的な 描画例 を 順にみていく ことにより、エーデルの代表的な機能や特徴を容易に
   知ることができるでしょう。

      例題 1 そのまま描く

      例題 2 設定を変えて描く

      例題 3 下絵の取り込み

      例題 4 EdelBook を作成してみよう

 例題 1 は、インストール直後、まずは作画してみよう というもの。
 例題 2 は、ほんの少し設定をすることで、場面ごとの作画に便利になる というもの。
 例題 3 は、元図や大ざっぱな作画のアイディアを、下絵として取り込んで利用しよう
というもの。(自動点図化についても説明しています)
 例題 4 は、点図・点字の複数のファイルを合成し、1セット(EdelBook)として活用しよう
というもの。(代表的な合成方法について説明しています)


(5) 【点図作成のコツ】ボタン からリンクしているページ

    ここではまず、点図作成の初心者がエーデルを使うのに際し、最初に戸惑ってしまいそうな点や、
   最小限の機能などを説明しています。

    また 冊子版の、 MINI HINT と エーデルのショートカット一覧 をまとめて掲載し、
   さらに、点図作成に有用なノウハウが盛り込まれた 筑波技術大学のサイト や、関連する ラジオ番組 も
   紹介しています。

      1. こんな時は・・・
             ★ 入門者向けの説明があります ★
      2. MINI HINT 一覧
      3. ショートカット 一覧
      4. QEP(簡易印刷)
      5. ヘルプ
             (1) エーデルの使い方
             (2) キー機能表
             (3) 点字書き込み便覧
      6. 関連サイトへ
             『情報系図書の点字化の意義』 『エーデルの今』
             『理科点図 作成研修会』
             「ラジオ番組」より

 

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2. 本書エーデルをはじめよう! − クイックスタート編(冊子版) −

クイックスタート編 表紙クイックスタート編 奥付
クイックスタート編 表紙の画像 クイックスタート編 奥付の画像



 (1) 本書(クイックスタート編:冊子版)について

筑波技術大学
障害者高等教育研究支援センター
辰巳 公子

      『エーデルをはじめよう!』は、「図形点訳ソフトエーデル」使用法の解説書です。
     本書は、クイックスタート編と Web編に分かれています。本冊子にはクイックスタート編のみを収
     録し、Web編は筑波技術大学「情報・理数点訳ネットワーク」のホームページと藤野稔寛氏の
     EDEL-plusのホームページで公開する予定です。

     http://www.ntut-braille-net.org/
     http://www7a.biglobe.ne.jp/~EDEL-plus/

       クイックスタート編は、読者が “短時間に必要最低限のことを身につけられる” ことを目的として
     製作しました。エーデルには数多くの機能がありますが、それらすべてを網羅するのではなく、頻
     繁に使用する機能についてのみ記載しました。機能についての詳細な解説は Web編を参照してくだ
     さい。また、標準インストールをした状態を基準にして解説しました。
     “点図” および “図入り点訳本” を作成するためのソフトエーデルは、徳島県在住の藤野稔寛氏が
      20年近くにわたって開発に携わっておられるもので、最近のグラフィカルな書籍の点訳になくて
     はならないソフトウェアです。とくに、点図データ(エーデル形式)と点字データ( BSEと BES
     形式)を簡単に一体化できるようになってから、ますます便利なソフトウェアになりました。
     エーデルをダウンロードすると、藤野稔寛氏による「使い方テキスト」が EDELのフォルダにイン
     ストールされます。また、【メニュー:[ヘルプ]】から直接にそれらを見ることもできます。ヘ
     ルプにはショートカットキー一覧なども付されています。

     ・本冊子はエーデルパック 0909(エーデル ver.6.20、EBP ver.1.05、Tenka ver.2.01)(平成 21
    年9月 17日現在)を基準にして製作しました。エーデルについての最新情報は、藤野稔寛氏のホー
    ムページなどをご覧ください。

     http://www7a.biglobe.ne.jp/~EDEL-plus/
     http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an005135.html

     ・“点訳” と “パソコンの画面表示操作法” についてのごく初歩的な知識については、他の方法で
    学んでから本書をご利用ください。

     ・対応点字プリンタは以下の 3種です。
        (有)ジェイ・ティー・アール社製 New ESA721(大・中・小の点を描き分け可)
        (有)レンテック社製 TEN−100(大点と中点は中点、小点は裏点で表示)
        カトレア・サービスアーチ BP-S(大点は大点、中点と小点は中点で表示)

          【 本書の表記について 】
     本文中の  a. b. c. ・・・ は、操作順を表します。
     矢印 矢印の画像 は、マウスを動かす方向ならびにカーソルの移動を表します。

 

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 (2) 発刊にあたって

筑波技術大学
障害者高等教育研究支援センター
長岡 英司

      視覚障害者の学習資料を巡る状況は、近年目立って改善されました。それをもたらしたのはIT(情
     報技術)です。ITの活用によって、点字図書や録音図書の製作の効率と利用上の利便性が飛躍的
     に向上したほか、普通の文字に直接アクセスする可能性が拡大しました。その結果、学習資料の充
     足の度合いが増すとともに、点字、録音、普通文字のいずれの形態で学習資料を利用するかの選択
     が、ある程度可能になりました。

      しかし、どの形態の学習資料にも共通する問題が残っています。それは、図や写真などへのアクセ
     スの難しさです。最近では、そうした視覚的な表現がますます増える傾向にあります。しかしなが
     ら、点訳や音訳では、それらのほとんどが省略されてしまいます。PC(パソコン)を介して普通
     文字の資料に直接アクセスする場合も、図や写真の読み取りは困難です。当然、視覚的な表現は理
     解の助けになる場合が多いことから、それを全く利用できないのは大きな問題です。

      そうしたなか、この問題に対応する一つの手段として注目されているのが「図形点訳ソフトエーデ
     ル」です。PC上で多彩な表現の点図を自在に作成でき、点字・点図プリンタでそれを簡単に印刷
     できるこのソフトウェアは、藤野稔寛さんが独自に開発し、改良を重ねられたものです。これによ
     って、点図の世界にITが本格的に導入されたともいえます。普通校で学ぶ点字使用の児童・生徒
     のための教科書製作にもこのソフトウェアが使われ始めており、今や教科書点訳には欠かせないツ
     ールとなりつつあります。

      筑波技術大学・障害者高等教育研究支援センターでは、文部科学省の特別教育研究経費によって
     実施している、視覚障害者の学習資料の整備を図るプロジェクトの一環で、本書を刊行しました。エ
     ーデルには便利な機能が豊富に具備されています。優れた点図を能率よく作成できるようになるに
     は、その機能を十分に知ることが必要です。本書は、より多くの点訳者や教育関係者にエーデルに
     精通していただくことを目的に刊行されました。そして、その知識やノウハウが、点字図書や学習
     資料の製作に有効に活用されることを、本書の刊行に携わった関係者一同が願っています。

      まずは冊子体の本書を読み、さらにWeb上で提供される後続篇をご利用ください。エーデルの
     基本事項から詳細な使用ノウハウまでを習得していただけるはずです。

      最後になりましたが、長年にわたりエーデルの開発と改良に尽力しておられる藤野稔寛さんに、
     改めて心より感謝申し上げます。

2009年10月 1日 (Hideji NAGAOKA)

 

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 (3) 成長するエーデル

エーデル開発者
藤野 稔寛

      20年程前、私は徳島県立盲学校に数学の教師として勤めていました。私は全盲の生徒を担任し
     ていましたが、授業で図形を扱ったり、とくにテストに図形の問題を出したりするとき、非常に
     不便を感じていました。当時から点字教科書にはよくできた点図が載っていましたが、それと同
     等なものを自分で作ることはできませんでした。点訳ボランティアの活動においても、パソコン
     点訳が急速に広まりつつありましたが、図や挿絵を点訳することはできず、それらはやむなく割
     愛されていました。徳島県の点訳ボランティア寒川孝久氏は、自ら「点図作成器」を手作りし、
     ひとつひとつ点を打って図入り点訳本を製作していましたが、この方法には印刷や修正ができな
     いなどの欠点がありました。このような状況の下、私は、パソコンで作図したとおりに点図を打
     ち出せる「エーデル」の開発を思い立ちました。「エーデル」とは、もちろん「絵が出る」とい
     う意味です。


      私はプログラミングについては素人であり、近くに相談できる相手もなく、初めは試行錯誤の連続
     でした。図形点訳ソフトにとって最も基本的なプログラミング上の課題は図形を等間隔の点で描く
     ことですが、意外とこれが難しく、とくに楕円や関数のグラフについては苦労しました。このよう
     な課題をひとつひとつ解決し、最初にバーサポイントというアメリカ製の点字プリンタ用にソフト
     を作りましたが、このプリンタはB5用紙に縦110ドット、横90ドットしか打てず、非常に粗
     い点図しか作成できせんでしたので、間もなくジェイ・ティー・アール社製のESA721用に作
     り替えました。しかし、ESA721がB5用紙に縦726ドット、横480ドットという高い精
     度で打点できる分、その作図ソフトの制作には困難がありました。例えば、当時は MS-DOSの
     時代でもあり、画面サイズは小さく、それだけの作図領域を同時に表示することはできませんでし
     たので、表示領域を切り替えられるようにする必要がありました。それでも、エーデルは、その最
     初のバージョンから、円や長方形などのいろいろな作図モードを持ち、大・中・小の点サイズと1
     8段階の点間隔を切り替えることができ、さらに、任意の位置に点字を書き込むことができるなど、
     実用的な点図を作成するために必要な機能を十分に備えていました。もちろん、修正も容易で、何
     部でも印刷することができ、データファイルはパソコン通信などで流通させることができました。

      このエーデルの誕生によって、点訳ボランティアによる本格的な図形点訳の世界が初めて開けた
     と言っても過言ではないでしょう。ただ、このときのエーデルは NEC PC-9801専用で、
     点字用紙はB5縦置きに限られていました。また、図入り点訳本の作成に使うという考えは薄く、
     文章と連携させることはできませんでした。


      エーデルは、無料でダウンロードできるフリーソフトとして、パソコン通信に公開しました。そ
     して、次々に拡張・改良を重ね、バージョンアップしてきました。

      バージョン番号2の段階でも、点字用紙を横に置いて作図することができるように横用のプログ
     ラムを別に作ったり、DOS/V用を別に作ったりしました。また、データファイル名に番号を
     埋め込むことによって、印刷された文章に後から点図を連続的に追加していくという方法で、図
     入り点訳本の作製にも道を開きました。

      バージョン番号3以降は、別々だった縦用と横用のソフトを統合しました。そして、新しい描画
     モードや編集機能を追加するなど、継続的に改良をおこないました。点字入力の方法も拡張しま
     した。この頃、印刷ユーティリティの「AEP」と「GEP」、また、画面表示とヘルプをすべ
     て英訳した英語版エーデルも公開しました。

      バージョン番号4以降は Windows版であり、プログラミング言語を C からC++に変更
     しました。このとき大きく進歩した機能に「文章連携」があります。これによって点字文章も表示
     できるようにしたため、図入り点訳本の制作が容易になりました。まだ文章データと1ページ毎の
     点図データがばらばらであり、文章と点図の対応付けに困難がありましたが、この文章連携機能が
     後の「EdelBook」に発展することになります。バージョン番号4の段階では、「下絵」を
     表示する機能や編集などの対象領域を多角形で指定する機能なども追加し、エーデルはどんどん使
     いやすくなりました。

      バージョン番号5以降では 8 × 10インチの点字用紙(通称B5)に加えて、10 × 11インチ
     の点字用紙(通称A4)も使えるようにしました。また、「Tenka」という、画像ファイルを
     自動的に点図データに変換するソフトを公開しました。これには、独特のアルゴリズムを考案する
     必要がありました。

      そして、バージョン番号6では、図入り点訳本の新しいデータ形式として「EdelBook」を
     提案しました。この形式では、文章データとそこに差し込む点図データとが一体となっているため、
     その扱いが容易になり、使用者は非常にスムーズに1冊の図入り点訳本を制作することができます。
     印刷ユーティリティも「EBP」としてリニューアルしました。さらに、文章データにはBSEフ
     ァイルに加えてBESファイルも使えるようにしたため、エーデルは、点図作成、及び、図入り点
     訳本作製のツールとしてデファクトスタンダードになったと言えるでしょう。

      また、バージョン番号6では「図形を指定して編集・変形」する機能を追加しました。エーデルは、
     「ラスタグラフィクス」的な方法と「ベクタグラフィクス」的な方法を併せ持つ、言わば「ハイブ
     リッド」なソフトウェアになりました。


      このようにしてエーデルは大きく成長してきましたが、これを支えたのは全国の点訳ボランティア
     の方々による協力でした。日々点訳のボランティア活動に献身されている実際の使用者からのいろ
     いろなご意見・ご要望をいただけたことは本当に幸いでした。とりわけ、初期には京都の山本宗雄
     氏、その後は横浜の井関幸男氏に多大なご教示をいただきました。そして、最近では、筑波技術大
     学の長岡英司氏が主催する「筑波技術大学 情報・理数点訳ネットワーク」からたくさんのご意見
     をいただきました。これらがなければ、エーデルの発展はありえませんでした。この場を借りて感
     謝の意を表させていただきます。


      エーデルはかなり成熟してきたといえますが、今後も発展を続けていきます。点字プリンタの改良
     やOSの交代など、環境の変化があった場合にも対応したいと考えています。また、現在でもエー
     デルは韓国などで使われていますが、もっと広く海外でも使っていただけるように、新しい英語版
     を提供することも今後の課題だと考えています。エーデルのさらなる成長にご期待下さい。

2009年10月1日 (Toshihiro FUJINO)

 

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 (4) おわりに

クイックスタート編  辰巳 公子
(障害者高等教育研究支援センター)
Web編  冨澤 邦子
(障害者高等教育研究支援センター)

   藤野稔寛先生のもとには、全国の点訳者から「このような機能をつけていただけませんか」などという
  お願いが無数に寄せられているそうです。20年近く前にエーデルの開発を始められてから、途切れること
  なく、多くの点訳者の数限りない希望を叶えていただいておりますことに、心より感謝申し上げます。

   最近は、多くのボランティアが教科書や学習参考書の点訳に携わっています。そのような図書の点訳では
  図や写真への対応が避けられませんから、点訳者は図形点訳ソフトエーデルを使う必要に迫られています。
  とはいうものの、「点訳が忙しく、勉強する時間がとれない」という点訳者が少なくないようです。一人でも
  多くのかたにエーデルを身近に感じていただきたいとの願いから『エーデルをはじめよう!』を製作しました。
   本書を手にした皆様に、「エーデルを使ってみよう!」と思っていただけましたら幸いです。

   最後になりましたが、高野和野氏・武藤淑子氏・小松ア(崎)テイ子氏からは、本書に関し、数多くの貴重な
  アドバイスをいただきました。この有益なお力添えに深く感謝申し上げます。

平成21年10月1日

 なお、冊子版・Web版ともに「マルチモーダル図書『天文学入門』」から、原図および点図を
使わせていただきました。関係する皆さまに感謝申し上げます。

 

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