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『エーデルパック 1102』 のヘルプ(2010.12.2付)に 対応したものです
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単独点図データ(EDLファイル)の制作方法と図入り点訳本(EBKファイル、EdelBook)の
制作方法について、ファイル操作を中心に述べます。
EDLファイルの編集中であっても、EBKファイルを開くとEBKファイルを扱うモードに切り替わります。
逆も同様です。
なお、起動しているエーデル60のフォーム上に、EDLファイル、または、EBKファイルを
ドラッグアンドドロップすることで、それぞれのファイルを開いて編集する状態にすることができます。
また、EDLファイル、または、EBKファイルをエーデル60のアイコンにドラッグアンドドロップする
ことで、エーデル60を起動し、それぞれのファイルを開くことができます。
さらについでに言えば、EDLファイルとEBKファイルの両方について、そのプロパティで、ファイルを
開くプログラムをエーデル60に指定しておくと、それぞれのファイルのアイコンをダブルクリックする
ことで、エーデル60を起動し、それぞれのファイルを開くことができます。
→ 関連ページ (エーデルの準備(4)、
描画例(1)、(2)) へ
エーデル60を起動すると、直ちに単独の(EBKファイルに差し込むのではない)点図データ
を作成するモードになり、すぐに作図ができます。ファイル名はデフォルトで
になっていますが、このまま作図を始めて、後で すればいいでしょう。
新たに作図を始めるには、メニューバーの
クリックしてください。すると、画面がクリアーされ、デフォルトのファイル名 c:\NewEDL.edl
が与えられて、起動直後と同様の状態になり、すぐに作図が始められます。その前に、
編集中のファイルに変更があった場合は、保存するかどうか尋ねてきます。
作図の詳細については、次章以下を参照して下さい。
編集中のEDLファイルの対応用紙サイズを切り替えることは何時でもできます。メニューバー
の をクリックすれば、タイトルバーの表示なども
含めて画面の表示が切り替わります。トグルになっています。
データに名前を付けて保存するには、メニューバーの
開き、保存場所とファイル名を与えて下さい。ファイル名の拡張子は自動的に付きます。
このとき、EDLファイルとは別に、EDLファイルと同じ場所に、同じ名前で、拡張子
の図形データファイルも作られます。このファイルがないと、後述する の機能が使えませんので、EDLファイルを他の場所へコピー、または、
移動するときは、この eziファイル も一緒におこなってください。
すでに作成済み、または、作成中で保存してある EDLファイルを開くには、メニューバーの
をクリックすれば開く で指定して下さい。
このダイアログでは、表示中のフォルダにEDLファイルが存在し、
表示されていたEDLファイルのすべてを一覧形式でビジュアルに表示(サムネイル表示)しま
すので、ここで開きたいEDLファイルをダブルクリックすることでもそれを開くことができま
す。この後、このサムネイル表示自体はメインフォームの背後に残っていますので、先と同じ
フォルダにあるものなら、このサムネイル表示をクリックしてアクティブにし、ここから改めて
別の EDLファイルを開くことができます。
最近保存したデータなら履歴に登録されていますので、メニューバーの のサブメニューから選択することもできます。
メニューバーの
上書き保存が実行されます。上書き保存は、 、または、
(Ctrlキーを押しながら Sキーを押す)でもできます。安全のために、適宜保存するように
すればいいでしょう。
上書き保存のときにバックアップファイルを作るかどうかは、メインメニューの で設定できます。
データが完成して点字印刷をおこなうには、まず、その EDLファイルを開いてください。
そして、メニューバーの をクリックすると、 が開きますので、印刷部数などを指定して をクリックすれば
印刷が始まります。
印刷には各種の設定が必要ですが、ほとんどの事項は一度設定した値が保存されます。
詳しくは「印刷」の章を
参照してください。
→ 関連ページ (エーデルの準備(5)、
描画例(4)) へ
エーデル60は図入り点訳本の制作をスムーズなものにします。文章データ(BSEファイル、
または、BESファイル)は他の点訳ソフトによって作成しなければなりませんが、エーデル60
は、文章データを読み込んで表示できますので、文章の中へ点図を描き込む感覚で
点訳本のデータを作成することができます。以下にその手順を説明します。
まず、文章データを作ります。文章データは、BSEファイルとBESファイルのどちらでも
構いません。ただし、BESファイルにはグラフィックデータを入れないで下さい。
(グラフィックデータが入っていても、エーデルではそれは無視されます。)
どちらのファイルにおいても、文章ファイルは次のいずれかの形式でなければなりません。
22行 32マス (片面印刷、8 × 10インチ(B5)用紙用)
24行 40マス (片面印刷、10 × 11インチ(A4)用紙用)
18行 32マス (両面印刷、8 × 10インチ(B5)用紙用)
19行 40マス (両面印刷、10 × 11インチ(A4)用紙用)
文章を書くとき、点図を挿入する部分を空けておきます。両面印刷用のデータの場合、
点図が裏面の文章とも重ならないように注意する必要があります。ただ、点図を挿入する
部分を広げるなどのことを含め、後から文章の修正・変更を行うことはできます。
(下の e. 参照)
文章を含まず、点図だけからなる複数ページの点訳本を作成するときは、必要なページ数を
持つ空白の文章ファイルを準備しておくと良いでしょう。このような空白の文章ファイルは、
次に述べる「 」で生成することもできます。
エーデル60を起動します。起動直後は EDLファイル単独編集モードになっていますので、
メニューバーの をクリックします。すると、
が開きますので、ここで、これから新規作成
しようとする EBKファイル名と a. で作成した文章データのファイル名をフルパスで指定して
ください。
前者は保存先フォルダを指定し、ファイル名を与えて を
クリックすれば指定できます。拡張子「.ebk」は自動的に付加されます。
後者は、まず、 で か の
いずれかを指定してから、 で探して指定してください。
ここで、「
「EBKファイルと同じ名前(固定)」の文章ファイルを生成することができます。 この場合は、その文章ファイルのページ数と行数・1行文字数のタイプも指定してください。
この文章ファイルは、新規に作成されるEBKファイルの中に作られます。この方法を使うと、事前に作成した文章ファイルがなくても、指定したページ数をもつ空白の文章ファイルが生成され、すぐに EBKファイルの編集を開始できます。
こうして、点図の作成から作業を始めるということができる訳ですが、この空白の
文章ファイルを、そのまま点図だけからなる点訳本の作成に利用することも考えられます。
以上で、文章ファイルの1ページ目が表示され、そこに挿入する点図を作成できる状態になります。
表示するページは、作図領域右上の 、または、その左右の で変更で
きます。点図を入れたいページを表示して、作図をおこなってください。
文章ファイルは、ページ移動ボタンの右にある
または、墨字で表示されます。この切り替えは、メニューバーの でもできます。
作図の機能は強力です。詳しくは次章以下を参照してください。
点図データはページ毎に保存する必要はありません。EBKファイルを保存するときに、そこに
内包する形でまとめて保存されます。
現在表示されているページの点図データを、エーデルで呼び出せる 単独のEDLファイルと
して別に保存することはできます。このためには、メニューバーの を
クリックします。ここで、保存する場所とファイル名を与えてください。
新たに作図するのではなく、あるいは、新たな作図と合わせて、すでに作成済みの
EDLファイルを取り込むことはできます。
このためには、まず図を取り込みたいページを表示してください。
そして、メニューバーの をクリックします。する
と、 が現れますので、ここで、取り込みたい
EDLファイルのひとつを指定してください。
このダイアログでは、表示中のフォルダにEDLファイルが存在し、
と表示されているときに をクリックすると、
名前が表示されていたEDLファイルのすべてを一覧形式でビジュアルに表示
(サムネイル表示)します。
ここで取り込みたい図の上でダブルクリックすることでも、その図を取り込むことができ
ます。サムネイル表示は残っていますので、上記を繰り返すことで、複数の EDLファイルを
各々のページに連続的に取り込んでいくことができます。
また、、表示するファイルの種類
を「EBKファイル」に変更し、表示されたEBKファイルを指定すると、そのEBKファイルに
内包されているEDL図データが表示されますので、ここから取り込むこともできます。この場合
でも、「このまま開けばサムネイル表示します」と表示されている状態で「開く」をクリックする
と、サムネイル表示します。
ただし、
とは違って、そのページにすでに点図データがある場合、それは消去され、取り込まれた
点図に置き換わります。
点図の作成に伴って、あるいは他の理由で、文章データを編集する必要が出てくることも
あるでしょう。その場合は、メニューバーの を
クリックすると、点訳ソフトが起動して現在対象としている文章ファイルが開きますので、
それを編集してください。このとき開かれる文章ファイルは、EdelBook に収められている
ものであり、その外にある文章ではありません。
また、このときに使う点訳ソフトを、メニューバーの指定しておく必要があります。この指定は、 によって、使用した
い点訳ソフトの実行ファイルを探してダブルクリックすればできます。
文章データの編集が終われば をしてください。ここでファイル名(パスを含む)
を変更すると読み込めなくなりますので、ファイル名は変更しないで下さい。そして、エーデル
に戻って、メニューバーの をクリック
すれば、更新された文章ファイルが読み込まれて、画面の表示をやり直します。
文章ファイルの変更・再読込に伴って EDL図の位置を移動させる必要が生じるかもしれません。
そのページ内での移動なら でできます。また、異なるページへの
移動なら を利用するか、あるいは、いったん してからその図を消去し、移動先のページでその をおこなうなどの方法が考えられます。
しかし、多くの図、または、すべての図のページをずらさなければならないということもある
でしょう。この場合は、メニューバーの で移動させて
ください。対象とするページの範囲と移動の方向を指定して を
クリックすると、ページ移動が実行されます。ただし、1ページずつです。
EBKファイルに含まれているのではない文章ファイルを、EBKファイルに含まれている文章
ファイルと差し替えることはできます。
EBKファイルを作成・保存すると、文章ファイルの内容がそこに入りますが、元の文章ファ
イルはそのまま残ります。後からこの文章ファイルを編集した場合などにこの差し替えを
行ってください。
このためには、EBKファイルを開いてから、メニューバーの をクリックします。すると、 が開きますので、差し替えようとする文章ファイル
を指定してください。
EBKファイルに、それを説明するためなどのテキストを含めることができます。この
ためには、メニューバーの をクリックし、ここで必要な事項を
書き込んで、 します。
添付テキストの内容を見るのも同じ操作です。
添付テキストは、テキストファイルの形でEBKファイルとは「別に保存」したり、プリンタ
で「印刷」 することもできます。
点図作成の作業が完了するか、または、作業を中断するときは、メニューバーの
でデータを保存してください。文章のデータと
すべての点図データがひとまとまりの書庫に圧縮されて、EBKファイルとして保存されます。
ファイル名を変更して保存する場合は、メニューバーの を選んでください。
EBKファイルの保存をおこなっても、元の文章ファイル(BSEファイル、または、BESファイル)はそのまま残されます。
上書き保存は、 、または、 でもできます。安全のために、適宜保存するようにすればいいでしょう。
上書き保存のときにバックアップファイルを作るかどうかは、メインメニューの
で設定できます。
一度保存したEBKファイルを開いて図入り点訳本制作の作業を再開するには、メニューバーの
をクリックして、編集したいEBKファイルを開いてくだ
さい。
一度保存したEBKファイルは履歴に登録されますので、メニューバーの で指定することもできます。
編集中のEBKファイルとは違う別のEBKファイルの編集に移りたいときは、その新しい
EBKファイルを開きます。もし先のデータに変更があったばあいは が開きます
ので、保存してから別のファイルを開くことができます。
データが完成して点字印刷をおこなうには、まず、その EBKファイルを開いてください。
そして、メニューバーの をクリックすると、 が開きますので、印刷部数や印刷範囲などを指定して をクリック
すれば印刷が始まります。
印刷には各種の設定が必要ですが、ほとんどの事項は一度設定した値が保存されます。
詳しくは「印刷」の章を参照してください。
EBKファイルは文章データと点図データをひとつの書庫に圧縮したものですが、これを展開
(解凍)すること、また、ふたつの EBKファイルを混合(一方の点図データを他方へ追加)
することができます。これについては、「10. ツール」の項を参照してください。